栗田靖之-別府春海・日本人の贈答 アーカイブ

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解説文

本アーカイブは、当館の栗田靖之名誉教授(くりた やすゆき, 1939- )と別府春海スタンフォード大学名誉教授(べふ はるみ, 1930- )がそれぞれ収集した日本人の贈答に関するアンケートから構成されています。

栗田氏は、1978年度から1980年度にかけて、国立民族学博物館の館員として特別研究「日本社会における贈答の数理統計的研究」に参加しました。そして、全国から選ばれた家庭を中心にして交わされる贈答を1年間にわたって記録してもらい、研究資料としました。その調査および分析の結果は、伊藤幹治氏との共著『日本人の贈答』(ミネルヴァ書房, 1984)の第三章「心理的評価と互恵性について」(p.58-99)で発表されています。

別府氏は、アメリカで生まれて戦時中の日本で教育を受け、戦後にアメリカで文化人類学を専攻して、スタンフォード大学で活躍した文化人類学者です。スタンフォード大学を退職してからは京都文教大学人間学研究所所長を務めるなど、日米を行き来しながら日本文化の研究を続けました。1970年から1971年にかけては、日本人の贈答慣習の実態調査をおこない、京都の家庭の贈答の記録を収集しました。その記録は、栗田氏の調査の原型となっています。

本調査の資料は、当時の文化を知る史料として当館で保管いたしますが、調査の回答票は調査協力者のプライバシーに関わる情報を多く含むため、利用いただけない場合もございます。ご了承ください。