「日本文化の地域類型研究会」 アーカイブ

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解説文

東京大学文化人類学研究室のメンバーに他大学も参加して、アンケート調査により日本の地域性を研究するプロジェクトが計画されました。ハーバード大学の資金援助を得て研究が具体化し、以下の3つの調査が行われました。①1960年日本の3つの村を対象にした集中的共同調査、②1961年、ほぼ同メンバーによる日本の160ヵ所(大字単位)に分担者が出向いて項目表に従い調査票に記入する調査、③1962年に大字(おおあざ)単位で、教育委員会に調査票を配布して回答を頂く方式で、約千部を配布。

その際に得られた回答、集計表やアンケート用紙、関連資料などが国立民族学博物館に移管されました。この資料は研究目的で利用できますが、個人情報など、閲覧できない資料も含まれていることをご了解下さい。

このアンケート調査結果は統計処理などを経て、下記に示す研究成果などで報告されています。

Nobuhiro Nagashima, Keisuke Tomoeda (eds.) Regional Differences in Japanese Rural Culture - Results of a Questionaire,Senri Ethnological Studies No. 14, National Museum of Ethnology,1984。

長島信弘「日本文化の地域的差異」『人類科学』Vol.16、九学会連合、1964。

泉靖一・大給近達・友枝啓泰・長島信弘「日本文化の類型」『人類科学』Vol.15、九学会連合、1963。